言葉を使わずに通じ合うのは心を読むことではなく、口から出る数秒前にはもう放たれている思考の周波数を読むことです。

連載『You and Your Consciousness』、第3回です。おかえりなさい。

1. ソースへ引く一本の光のコード

言葉を使わず、声にも出さずに人ではない存在と通じ合うことを、お約束したとおり、今回から始めます。この小さな技法は、自分とは別の言語を話す人や、訛りがあって英語の聞き取りにくい人を理解するのにも、とても役立ちます。

相手ともう少しうまくつながれるようにもなります。他のものから来る周波数を読めるようになっていくからです。子どもとも、動物とも、もっとよく通じ合えるようになります。

これは、相手の領域を侵さず、エネルギーにも触れずに通じ合うための、ほんの入口です。誰かの心を読んでいるのではありません。読んでいるのは、その人の思考の周波数です。そこははっきりさせておきたいのです。

ですから、相手に立ち入っていることにはなりません。ただ、どんなものも周波数を放っていて、話すときにも周波数は放たれています。

脳は、これから口にすることを、実際に口から出る数秒前にはもう思考として持っています。その周波数もまた、同じように放たれているのです。

自分とは別の言語を話す人が相手なら、これは少し取りかかりやすいかもしれません。木や植物とも、同じようにつながることができます。

どういう仕組みなのか、本当に面白いところです。ただ、このやり方は遠隔透視、つまり離れた場所のようすを見ることにも、ほかの多くのことにも使えます。そのあたりは、これから先の回で扱います。

いま話したいのは、やはり通じ合いのほうです。たがいを本当に理解することが、私たちにできるいちばん大事なことのひとつだと思うからです。

もちろん、私たちがたがいを理解できないようにしておくことも、私たちを分断したがる側のやり口のひとつです。その側は、私たちを動物からも、ペットからも分断しようとします。

これを始めたら、あっ、と驚くはずです。みんなの声が聞こえる、何もかもが聞こえる、と思うことになります。

始めるのは太陽神経叢(みぞおちの奥、肋骨のすぐ下にある柔らかいところ)からです。ここは身体のなかでいちばんエネルギーが多いところで、いつもここから始めます。

そのエネルギーを、ゆっくり脳へ上げていきます。そして脳のまわりで、そのエネルギーに渦を巻かせます。自分のエネルギーが自分の心とつながった、と感じられるまで続けます。

これが第一段階です。必要なだけ時間をかけてください。少し練習すれば、ずっと楽になります。

そのうえで、誰かと話したい、あるいは人ではない存在と通じ合いたい、としましょう。距離も関係ありません。

会話をするためなら、必要に応じて宇宙の果てまででも行けます。ソースへ直接話しかけることもできます。

前回は、敵のところまでコードを引く話をしました。伸びている線をたぐる動作です。今度は、ソースまでコードを引きます。もちろん、ここで害を及ぼそうとしているわけではありません。ただ通じたい、そしてあらゆるものに届きたいだけです。

ソースはいつでも、すべてを記録しています。一人ひとりのエネルギー、一人ひとりの動き、誰が何をしたか、そして存在するものすべてを、絶えず記録しつづけています。それらはすべてソースの内に、言うなればリアルタイムで、あるいは時間の外で記録されています。

太陽神経叢から上げたそのエネルギーを、今度は頭から外へ押し出すところを思い描いてください。二つのカップを一本の糸でつないだような形をつくります。片方が自分、もう片方がソースです。

自分の心も、考えの流れも、あくまで自分のものです。そのうえで、ソースへは、それとは別に直接つなぎます。

その光のコードをたどれば、ソースへまっすぐ行き着けます。そこで、直に話すことができます。

ただ、覚えておいてください。ソースは、いわばエネルギーのワールド・ワイド・ウェブのようなものです。すべてがそこにあります。

二つのカップを一本の張った糸でつないだ形。向こう側のカップと糸の端は、広がるエネルギーの網に溶けている
二つのカップを糸でつないだ形。糸の向こう側は、エネルギーの網に溶けています

やり取りは、とても具体的にしてください。具体的に問えば、自分の領域やエネルギーを何かに乱されることなく、答えを受け取れます。

つないだ先が正しい場所かどうかは、分かるようにしておいてください。目を閉じれば、コードがどこへ届いたのかが見えます。始めのうちは、そのほうがずっと見やすいはずです。

そこからは、とても具体的な問いを立てることも、直接会話をすることもできます。何を知りたいでしょうか。ソースに、あるいは神に、あるいは私たちの創造主に直に呼びかけられるとしたら、何を尋ねるでしょうか。

尋ねるのは、メアリーが夕飯に何を食べたか、といったことではありません。宇宙がどう創られたのかを知りたい、子どもとの関係をどうよくすればいいのかを知りたい、そういうことを尋ねるはずです。

何でも構いません。ソースはいつでも、そのつど答えを知っているのですから。

2. ソースに尋ねて育てる識別力

ソースへ直につなぐこのやり方は、識別力を育てるうえでも助けになります。識別力とは、耳にした話が本当かどうかを自分で見分ける力のことで、きわめて大事なものです。

たとえば、私のところには動画が次から次へと送られてきます。キム、この1時間の動画を見てください。キム、この2時間の動画を見てください。キム、ビル何とかという人をどう思いますか。

そもそも、そのビルが誰なのかを私は知りませんし、ビルが誰かを確かめるために20分や1時間や2時間の動画を見る時間も、私にはとてもありません。

大事なのは、私がどう思うかではありません。みなさんがどう思うか、みなさんの識別力が何と言うかが、いちばん大事です。

いま聞いた情報が本当に正しいのか疑わしいときは、ソースへ直接つないで、私に聞こうとしていた問いを、そこで尋ねてください。私が決めることではありません。育てたいのは、みなさんとソースのあいだの関係です。

識別力は、人ではない存在やほかの人とこのやり方で通じはじめる前に、働かせられるようにしておきたいものです。少なくとも、ある程度は使えるところまで育てておいてください。

話し相手の言っていることが、どうもよく分からないとしましょう。相手はイングランドやスコットランドやアイルランドの人かもしれませんし、ドイツから来て英語が第二言語の人かもしれません。そのぶん、何を言っているのかが少し分かりにくくなっています。

太陽神経叢からエネルギーを脳へ上げて渦を巻かせ、そこから外へ押し出す。これと同じやり方で、相手の脳の周波数、つまりその脳から放たれている周波数のほうにつながれます。その周波数が、相手の言っていることを教えてくれます。

ただし、聴くのはエネルギーであって、耳ではありません。耳とエネルギーの両方が同時に働いてはいます。それでも焦点を合わせるのは、言葉が持つ周波数のほうではなく、相手の脳から放たれている周波数のほうです。

相手の頭の中に入るのではありません。相手の脳とつながるのでもありません。やっているのは、相手のエネルギーの場の外側にいて、その脳から放たれている情報を読むことです。変に聞こえるのは分かっています。でも、相手の周波数を読むというのは、そういうことなのです。

これで、相手が伝えようとしていることが分かるようになります。相手の英語がたどたどしいときにも、自分の第一言語が英語ではないときにも使えます。

自分は別の言語で話していて、相手がものすごく速い英語で話しかけてくる。そんな場面でも同じです。これが、言葉の通じない相手とつながるやり方です。

私たちがさらに上がっていけば、上昇していく、と言えばいいのでしょうか。そうなれば、こうしたやり取りは日常のものになっていくはずです。

いまさらニュースが必要でしょうか。南アフリカで何が起きているのか、ノルウェーで何が起きているのかが自分で分かるのに、ニュース番組が必要でしょうか。

その場所でいま起きていることの周波数につながれば、何が起きているのかを実際に見ることも、聞くこともできます。これは遠隔透視や、同じように離れた場所の音を聞く技能の一部です。こうしたことは、それぞれの技能を身につけた端から、順に使えるようになっていきます。

もちろん、ここで話したやり方は、あくまで目安として受け取ってください。これは私のやり方というだけです。人に教えてほしいと頼まれたときにも、私はこのやり方で教えています。

3. 許しを得たと偽れば失う周波数を読む力

人とつながるという話で言えば、遠隔での癒しもできます。これについては先の回でお話ししますが、癒したい相手のところへも、同じようにつなげます。

相手の脳の周波数をただ読んでいるだけなら、その人の領域を侵していませんし、許しも得ずにその人へ立ち入ってもいません。

ところが、相手のハイヤーセルフに許しを求めたうえで、その人のエネルギーの中へ入っている、と言う人がいます。

それは違います。

その人が、そのやり取りができるほど目覚めた存在だとします。そして、相手が自分ほどこの技法に長けていないことも、その人には分かっているとします。そのうえで、相手も入られることに同意しているはずだと決めてかかっているのなら、それは間違いです。

そもそも、シールドを張っていれば、誰もハイヤーセルフに何かを尋ねることなどできません。誰も領域に近づけませんし、扉を叩く音そのものが、こちらには届きません。

あるいは、私の場合のように、いつも何百人もの人が通じようとしてくることもあります。私はそれを全部遮断しています。受話器を外しておいて、応じません。

大きな音で叩いていたり、見覚えのあるエネルギーのしるしだったりすれば、それなら大丈夫だ、と思って回線を開け、さきほどの周波数を読むやり方で電話を取り、応えます。

こんにちは、お元気ですか。声が聞けてよかったです。今日はどうしましたか。それとも、何のお話をしましょうか。

同じことです。みなさんも電話に出られます。

これだけは分かってほしいのです。このやり方で人と通じ合いはじめるときも、人ではない存在と通じ合うときも、自然のものと通じ合うときも、相手の領域を侵してはいません。

ただし、許しをもらったと言い張ってはいけません。言えるのは、その相手と実際にこのやり取りをしたときか、こちらからの呼びかけを受け取れる存在と、実際にやり取りをしたときだけです。

偽れば、自由意志を侵すことになります。そのうえ、周波数を読むその力を失うことになります。闇の力を使うのでない限り、それを免れることはできません。

ですから、くれぐれも気をつけてください。

ペットでも、動物でも、木や草でも、通じ合いたいと思うなら、まったく同じやり方でできます。相手が放っている周波数を読み、自分に分かる言葉へ訳しているだけです。そうやって、同じように直接つながります。実際にあったことを、少しだけお話しします。

縦に並んだ二枚の柵板と、そのあいだの細い隙間。手前の側で身を低くしている小さな影

板が二枚、縦に立っていて、そのあいだに細い隙間があります。手前の側から見たところです。庭にある、ありふれた柵です。

一年ほど前、庭に母鹿がいました。その子鹿が、うちの柵にはまってしまったのです。何ヶ月ものあいだ、子鹿は毎日その柵をくぐって通っていました。もちろん、子鹿はどんどん大きくなっていきます。春のことでした。

母鹿はひどく怯えていました。前に通ろうとしたとき、子鹿がはまってしまったからです。母鹿は取り乱していました。そのうえ、人が大勢やってきて、どうやって鹿を出してやるか考えようとしていました。

けれど、私にはずっと簡単なことでした。まず母鹿に、この子は私が助けます、と伝えました。母鹿とは、この直接のやり取りができていました。

そのあと子鹿のところへ行って、落ち着かせるエネルギーを子鹿のまわりに置いていきました。もがかなくなり、体の腫れも引いてくるくらいまで落ち着かせてから、子鹿と話しました。

もう大丈夫、助けに来たから、と言いました。子鹿は落ち着き、みんなで子鹿を柵の隙間から滑らせて通すことができました。

それだけのことでした。

この話は、別のことにもつながります。物そのものを広げたり縮めたりすることもできるのです。三次元の物として見ているもの、たとえば柵がそうです。

その柵のまわりの周波数を変えて、鹿が通れるだけ広げることもできます。ただ、それは長い話になるので、たぶん先の回でお話しすることになります。

柵を広げるより先に要るのは、やはり、たがいに通じ合うことです。母なる地球とも通じ合えます。母なる地球にも魂があり、周波数もあります。

運転しながら人と通じ合うこともできますし、ほかにもいろいろなことができます。ただ、相手の領域を侵さないことだけは忘れないでください。これが、通じ合いのいちばん初めの一歩、コミュニケーション101です。

次回は、自分を癒す方法です。またご一緒ください。